Ikuya TakahashiMay 114 min read谷崎潤一郎 『細雪』谷崎潤一郎の『細雪』を読了した。ずっと読破しようと思っていた。18歳の時、大学の生協で新潮文庫を買ったのを覚えている。いかにも「和」という感じの表紙と細雪というタイトルのせいか、なかなか1ページ目を開けられないままであった。そして4年前、台湾に行く前に三冊全てを買い揃えた。...
Ikuya TakahashiMar 262 min read“The Siren’s Lament” by Junichiro TanizakiI used 3 stories of Tanizaki for my discussion classes in the Pushkin Press anthology: “The Qilin”; “Killing O-Tsuya”; and “The Siren’s...
Ikuya TakahashiDec 21, 20222 min read『友田と松永の話』 谷崎潤一郎1926年に書かれた小説。1923年の関東大震災後、谷崎は京都に移り住むことになるので、京都時代の初期の作品である。とにかく面白い、の一言に尽きる。日本語はもちろん、英語(翻訳も見事です)でも、止まることがなく、物語に惹き込まれる。 ...