Ikuya TakahashiJan 10, 20233 min read『彼岸花』小山田浩子Oyamada is the Akutagwa Prize winner. What makes her story distinctive is the element of fauna and flora. Her depiction of flowers is...
Ikuya TakahashiDec 31, 20223 min read20222022 is coming to an end. I would like to wrap it up with 3 new things I did and 3 most impressive short stories I dealt with in my...
Ikuya TakahashiDec 28, 20223 min read『穴』 小山田浩子芥川賞受賞作。著者は1983年広島生まれ。綿谷りさ、金原ひとみと共に僕と同い年だ。同時代を生きてきたということもあって共感する部分が多くあった。Grantaの彼岸花(『庭』に収録)と合わせて読んだが、嫁姑、都市と田舎、動植物、が共通のテーマとして扱われていた。匂いが文章から...
Ikuya TakahashiDec 24, 20222 min read“Brutus” (featuring Haruki Murakami) As Christmas is approaching (which has nothing to with Murakami…but anyway), I’m browsing through a magazine called “Brutus” (which is a...
Ikuya TakahashiDec 21, 20222 min read『友田と松永の話』 谷崎潤一郎1926年に書かれた小説。1923年の関東大震災後、谷崎は京都に移り住むことになるので、京都時代の初期の作品である。とにかく面白い、の一言に尽きる。日本語はもちろん、英語(翻訳も見事です)でも、止まることがなく、物語に惹き込まれる。 ...
Ikuya TakahashiDec 20, 20223 min read『Blue moon』川上弘美“Blue Moon” By Hiromi Kawakami This is an essay like fiction. Kawakami’s prose has unique charm in itself. It renders readers’ minds...
Ikuya TakahashiDec 16, 20223 min read『人間の建設』小林秀雄 岡潔日本を代表する批評家と数学者の異色の対談。思わず手に取った。 岡:人は極端になにかをやれば、必ず好きになるという性質をもっています。 小林:つまりやさしいことはつまらぬ、むずかしいことが面白いということが、だれにでもあります。...
Ikuya TakahashiDec 3, 20223 min read『猫を棄てる』村上春樹村上春樹が父親について語ったエッセイ。なぜか今までずっと読んでこなかった。親に対して子供は様々な思いを持っているだろう。日本社会においては息子と父親の関係というのはまた少し独特であるかもしれない。村上春樹が描くテーマの1つと言えば、『ねじまき鳥クロニクル』でも描かれている通...
Ikuya TakahashiNov 18, 20223 min read『小さいおうち』中島京子次の授業で中島京子氏の作品を扱うため、その準備のため本書を読了した。2010年の直木賞授賞作。本書に関するYuki さんと翻訳者のGinnyさんとの対談がとても興味深かったので、いつか読みたいと思っていた。実は数年前に飯田橋ギンレイホール(閉館は本当に悲しい)で本書を原作と...